よくある質問

Q1.
小学校2年生の母ですが、子供が学校検診で、初期虫歯COと言われました。 いままでは、虫歯なしだったのですが、治療が必要でしょうか?何か原因があるのでしょうか?
まず、初期虫歯COについて、説明しましょう。
初期の虫歯は、歯の表面からCaなどが唾液中に溶け出したり、また元に戻ったりします。
ですから、初期虫歯(表面が白っぽくなる。チョーク状)は、お口を開いている子の上の前歯や、 磨き残しのある歯茎の境目に多くみられます。
お子さんの初期虫歯の原因は何でしょうか?
お口は閉じていますか?ゲームの時など、口が開いていないかチェックしてください。
歯磨きは丁寧に、時間をかけて、チェックは鏡を見てください。だらだら食べやちょこちょこ飲みは禁止です。
習慣を変えるのと、積極的な虫歯予防が必要です。
フッ素材の塗布や再石灰化のためのペーストを上手に使いましょう。
歯科衛生士は、これらの予防管理が得意ですので、リスクを検査してもらってから、 お子様に合った予防プログラムを作成してもらい、自宅と医院でできる予防を提案してもらうと安心でしょう。
Q2.
本で読んだのですが、虫歯って自然に治るのですか?
また、誰にも、虫歯を治す力があるのでしょうか?
歯がいわゆる虫歯菌(乳酸菌の一種)が出す酸によってCaなどが溶け出してしまうこと(=脱灰)を虫歯といいますが、初期の段階では、歯から溶けだしたCaなどは、唾液の中にあり、歯の表面に戻る(=再石灰化)のです。食後、歯磨きをしなくても、通常は40〜60分でお口の中は平常に戻り、その間に脱灰と再石灰化が起こっているのです。
つまり、初期の段階(目に見えない・変化なし)の虫歯は、自然に治るのです。
この虫歯を治す力は、お口の中の虫歯菌の量や食事回数・唾液の力に影響されますので、個人差があります。
しかし、穴があいたりしてしまった虫歯は、治りませんので、早期に治療が必要です。
虫歯予防には、食後の歯ブラシまたはキシリトールガムをたべること。だらだら食べ・ちょこちょこ飲みの禁止が効果的です。
Q2.
主人は、一日1回しか歯を磨かないのですが、虫歯なしです。
私は、1日3回の歯磨きを欠かしたことがないのに、虫歯があります。どうしてでしょうか?
兄弟・姉妹で同じ食べ物を食べているのに、虫歯の多い子と少ない子ができる訳も同じです。
感染している虫歯菌の量が違いがある場合、唾液の力・歯の質の違いが考えられます。
虫歯予防には、いくつもの方法があるのです。
・甘いものは絶対に食べない!・・・できるのなら、これもいいでしょう。
・繊維性の食材をよく噛んで唾液の量を増やす。
・フッ素材などで歯の質を良くする。
・だらだら食べ・ちょこちょこ飲みをやめる。
・食後のキシリトールガムを習慣にする。
自分に合った予防法をいくつか組み合わせて、より効果的な予防法を見つけましょう。