現在、日本の平均寿命は、女性87歳、男性80歳です。
では、80歳以上で残っている歯の数は?
9、8本 !
歯科予防先進国のスウェーデンでは、20本
保険診療がないアメリカでは、13本
日本人は、歯が痛くなってから歯科医院に行くのです。
治療費は保険適用のため、自己負担は少ないですが、自分の健康は自分で守るためには予防する事が大事です!
歯科医院を自分の健康管理の場所として、定期的なメンテナンスの場所にしましょう!
35歳を過ぎると、歯周病が増えてきます。
40歳では、約80%の人が歯周病になっているのです。
痛みがなく進行するので、歯を失う原因となります。
それ程痛くないのに、歯を抜く?と言われて、ショックを隠せない患者様がとても多いのが現状です。
虫歯の場合は、進行するにつれ痛みが増してくるので、患者様も自覚し覚悟して来院されますが、
重度の歯周病でもさほどの痛みがなく、抜歯の可能性について説明すると驚かれる方が多いのです。
歯周病菌は、サイトカインという炎症物質を出し、
歯茎が腫れると同時に血行に乗って身体中に運ばれてしまいます。
脳は、脳脊髄関門というバリアに守られていて、細菌などは侵入できないようになっていますが、
このバリアを通過してしまい、認知症の原因である脳のゴミと言われるアミロイドβが脳内にたまっていくのです。
また、プロフィロモナス・ジンジバリスという菌が出すLPSという毒素も
認知症の患者様の脳内で検出されています。
アミロイドβが脳内に溜まってから、認知症が発症するまでに約25年かかると言われています。
認知症の急増する70歳から25年を差し引いて、45歳までに歯周病にならない予防管理が必要ですね。